今回も、戦前の古書より、日本の狩猟犬の記述を紹介します(226)。タイトルにありますとおり、甲斐犬を始め、戦前に有名だった狩猟犬の産地とは異なることが記されています。日本犬種は、戦前の純血種の発見と、戦後の生き残りで振り分けられたものですので、仕方がないことかも知れません。

参考文献
高久兵四郎他「日本犬の研究」(成光館、1939)

3 Comments

  1. いつも興味深い配信ありがとうございます。越の犬の産地だったところに住んでいます。亡くなられた猟師が使っていた犬も越の犬様です。見たかったです。うわさでは聞きますが東北マタギ犬は現存するのでしょうか?

  2. 椋鳩十の甑島を舞台とする小説がありますが、私が子供の頃1980年頃にも長崎の天草・島原半島に野犬が多く存在したと記憶しております。

    明治以降殆どの地犬は洋犬との混血化が進んでいるかとは思いますが、薩摩ビーグルしかり、洋犬を重んじて繁殖させたモノは除き、離島等の地犬の事に触れて頂きたいと思います。

    また日本犬における白斑の意味を世の中に説明して頂きたいと思います。

  3. 何かで甲斐犬と秩父虎毛犬はよく似ているが体格が違う、なんて説明があったような…。
    あと、もともと甲斐犬の名がつく前はブチ毛の犬と呼ばれる犬があったとか…

    しかし、地図上において、おそらく猪や熊、鹿の猟が盛んだったであろう長野や岐阜、岩手などにおいて犬の名産地がないというのは、少し不思議な気もしますね。
    閉鎖的であり情報の開示があまりなかったか、地理的にも人々の交流が少なく部落内でのみ完結していて外に情報が出ていかなかったのか……

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